積み重ねて新境地

関係ないことしれっと多め

失恋の痛みは恋で癒せる?

□おんなのこきらい

有給を使って四連休にする方が多い今週末、みなさんはどうお過ごしでしょうか、クリスマスもあと1ヶ月を切り一年はあっという間ですね…

 

 

今年は断捨離の一年と年始に言われ、気づけば色んなものを断捨離してきましたが、捨てる神あれば拾う神ありというけど、未だ拾う神に出会えてない気がします。年越しまでに出会いたいそんな気持ちの中TSUTAYAへ行きました。(唐突)

 

 

クリスマス近くで、胸キュン映画がゴリ押しされる中借りた映画はこちら。

 

 

 

おんなのこきらい

おんなのこきらい

 
▷ストーリー

過食症のOL・和泉キリコは、可愛さを武器に職場や合コンで異性の心を手玉に取ることを喜びとしてきた。同性からの悪口は嫉妬と切り捨てて意にも介さない。しかし、そんな彼女の前に自分になびかない幸太が現れてから、キリコの人生観が狂い始める。(wiki参照)

 

これだけ見ると、なんだ悪女がピュアになるパターンの恋愛ものかと思いがちなんですが、この映画とんでもなかったんです。

 

 

▷感想…その前に

主人公を演じる森川葵さんといえば、以前月9で「主人公、その彼女、ヒロイン、ヒロインが好きな男」が一同を介し鍋をするという中で、闇鍋より闇が深い鍋へと展開をぶち込む姿がとても印象的な方でした。ちなみにその時のセリフ(一部抜粋)がこちら

 

「皆さんのしてること楽しくないですよ。全然きれいじゃないですよ。不倫して二股して。他に好きな人いるのに、嘘ついて隠して付き合って。ちょっと1枚剥がしたらドロドロべした。

本当のこと言いましょうよ。好きなんでしょ?両想いでしょ?いいの?このまま?このままここほおっておいていいの?

 

言ったら?好きだったら好きですって。言ったら?好きよ、好きよって」

 

と、とんでもねぇ煽り台詞なんですが、これまた葵さんの表情がとんでもなく煽るんですよね。見てない方はこの部分だけでも見て欲しいくらい。そんな方なので、今回もその上から目線が存分に見れると期待してM心で見たんですが、これがとんでもなく甘かった。

 

 

▷残酷なほどの宝の持ち腐れ

この主人公キリコは、自分が可愛いことを認め同性の嫉妬もなんのそので、過食症で可愛いを維持し可愛いを謳歌する女の子!と思いきや、実際はただ人より少し可愛いコミュ障という女の子なんです。これがこの映画の肝。

 

だってこのキリコ、全くもって可愛さを武器にできてないんです。意中の男も手に入れられず、欲しいものをバンバン買わせることもなく、かと言って仕事が有利になることも、寂しい時に頼る相手が死ぬほどいるわけでもない。この映画の中でキリコが可愛くて得しちゃうわー!ずるいて最高!て無敵状態が一度も描かれていないんです。

 

 

それどころか本命のバーの店員とはセフレ的関係止まりで、その男もTシャツにジーンズ、いつもショートの髪を一つ結びというような女っ気がないようでいて女をバンバン使う女の子にころっと持ってかれてしまう。

 

 

私が思うに、この女の子の方がよっぽど可愛い女の子を演じるのがうまく、なんなら元気な女の子が少しドジで弱さがあるみたいなギャップという技をゴリゴリ活用できてる。

 

 

そんな、絶賛宝の持ち腐れなキリコですが、本命の彼氏もどきに振られ、可愛いなんて無駄だと部屋で髪の毛をはさみでばっさり切り、酒を煽り、汚部屋に溺れる中、仕事で知り合い取り繕うのは大変だからと言ってくれた幸太が現れたことによって変わり始めるんですね。

 

 

髪をばっさり切り尼さん一歩手前になったキリコに対して「今の方が可愛い」と言ってくれる幸太、王子様ですねぇ…本当の姿はそっちだと、そんな姿が素晴らしいと。そうまさに失恋の痛みにそばにいてくれた、本当の恋の存在てやつです。

 

そして、キリコは無事可愛いを作る自分ではなく、本当の自分を好きになってくれた幸太と幸せになれ…たらよかったんですが

 

 

▷本気でもないのに可愛いていうな

実はこの幸太彼女持ちなんです。ここにきて発覚した事実に、おいおいやってくれたなて感じですね。その人より私を選んでというキリコにごめんといい離れていく幸太。その優しさは、マジでタチが悪い。これに限ってはセフレをしてたバー店員より自覚がない分さらにタチが悪い。

 

 

失恋の痛みは本物の恋!なんて少女漫画が打ち出す中、失恋の痛みを癒した本物の恋がボランティアだったという、傷口に塩を存分に塗られるキリコはもう見るに見れません。

 

 

しかし、一度可愛い自分を作るのを捨てたキリコは、素の自分をという武器をやっと使いこなすことができたので、一度目とは違い自分自身で立ち直ることができるんですね。

 

 

そしてラスト、自転車に乗るキリコがふと止まったところで「君、可愛いね」と声をかけられ「はいっ」と笑顔で返し自転車で去っていくシーンでこの映画は幕を閉じます。

 

 

そうこの映画、何を隠そう、キリコという名の普通より可愛いこの、ダメンズウォーカーな話だったんです。

 

 

全然イェーイ可愛い無敵!最高だぜー!という展開もなく、世の中のブスざまぁ!!という悪女展開もなく、ただただ人に好かれたいという女の子が辛いけど頑張るという映画でした。

 

 

結果、とんでもなく見るのに疲れた

 

 

もしかしたら、「可愛いていいよね得だよね」とか「本気でもないの子に可愛い」て使わないでて言いたい映画かなとも思ったんですが、同時に真の可愛い女の子が、可愛いを武器にできた時の映画が見て見たいなと思いました。

 

 

この後キリコが「俺TUEEE」展開を巻き起こし可愛いを武器にのし上がっていくのか、心から好きな人を見つけその相手に思われ愛の幸せを手に入れるのかどっちかを見たかったです。または、ずっとダメンズウォーカーか…(流石にこれは見たくないけど)

 

というわけで映画の感想はラストが少しぱっとしなく心残りがある感じで終わったので、まあまあという感じでした。あと、クリスマスに見なくてよかったなと心底思ったので、TSUTAYAのおすすめはイベント時には素直に一本は借りるべきだと実感しました

 

 

▷余談

映画自体は心残りがある感じになりましたが、この映画の中のベストシーンがありまして

 

 

それが、鳩にたこ焼きを一つ与え、それに群がりつつきあう鳩を見ながらニコニコ笑う森川葵さんが超絶に可愛かったことです。

 

 

そして何より、その鳩に対し「わー、気持ち悪い」と微笑む姿がピュアなんだけど鬼畜でよかったです。

 

 

できればこんな森川葵がずっと見たかった。